「辞める理由がない。」1年半続けて感じた、自身の幸せ。

「辞める理由がない。」1年半続けて感じた、自身の幸せ。

Nさん(39) /  職種:フロント担当

高知県から小豆島へ移住し、現在は「オリビアン小豆島 夕陽ヶ丘ホテル」でフロントスタッフとして勤務しているNさん(39歳)。
初めて挑戦したリゾートバイトながら、気づけば1年半。
今回はNさんの人生観や、リゾートバイトの魅力に迫りました。

目次

はじめてのリゾートバイト。 きっかけは「生活の見直し」

「高知県って、最低賃金が本当に安いんですよ。働いても働いても手取りが全然増えなくて。」そう語るのは、フロント担当のNさん(39)。

以前は高知県内のビジネスホテルでアルバイトとして勤務されていましたが、生活費に見合わない収入に限界を感じていたと言います。

「家賃や出費ばかりが増えて、貯金なんて全くできませんでした。しかも車がないと生活できない場所だったので、駐車場代も必須。もうこのままでは生活がどうにもならないと思い、生活の見直しを決意しました。」

病気の父に何かあればすぐに会いに行ける。勤務地が選べるリゾートバイトはぴったりの選択肢だった

一方で高知に残る理由もあったとNさんは続けます。高知県に住んでいた理由は、病気の父親の療養のため。しかし、お父様の体調が落ち着いたタイミングで「まずは生活を立て直そう」と決意。Nさんが再び一歩を踏み出すために選んだのが「リゾートバイト」でした。

「父親の治療の関係で高知に残っていたんですが、小豆島であれば有事の際は実家にすぐ帰れる。父の病気もケアしながら、自身の人生も考えた時に出会ったのがリゾートバイトでした。」

リゾートバイトは全国各地の勤務地の中から好きなエリアを選んで働けるため、当時のNさんの状況にぴったり当てはまる働き方だったそうです。

小豆島で働くことで、お父様にすぐに会いに行けるという点は叶えられましたが、もう一つの希望である「生活の立て直し」は叶ったのでしょうか?引き続きNさんの生活に迫ります。

無料の寮と食事。出費ゼロのため、趣味へも投資できる

「寮も食事も無料なのは本当に助かっています。メニューは日替わりで、ご飯と味噌汁はおかわりし放題。栄養士の方がメニューを考えてくれているため、バランスも良いですよ。」
昼夕の2食が社員食堂で無料提供され、寮費、高熱費も一切かからないとのこと。

「この環境だからこそお金にも余裕ができ、趣味の時間も生まれています。実は休日にはパチンコなどを楽しんでいます。賛否はあると思いますが、人に迷惑をかけず自分の稼ぎで好きに過ごすことが、今の私の幸せなんです。」

高知県での生活では余裕がなかったというNさんですが、リゾートバイトに切り替えたことにより趣味に投資する時間とお金ができ、そんな日々がとても幸せだと語ってくださいました。

仲間にも恵まれ、「辞める理由がない」と感じる職場

Nさんが話した「働きやすさ」の理由は、なんと言っても人間関係。
「ハッキリ言って辞める理由が一つも見当たりません。従業員の方がみんな本当にいい人たちなんです。お互いを尊重していて、上下関係のギスギスがない。」

3ヶ月の短期契約で始めたものの、居心地の良さから気づけば1年半が経過。

仕事内容にも満足しているとのことで、次のように続けてくださいました。
「仕事は主にフロント業務全般。チェックイン対応から予約管理、電話対応までを担当しています。 お客様と直接話す機会が多いポジションで、中でもお子様連れのお客様の対応はとても楽しいです。」

「キッズ名刺」でつながるお客様との絆

以前働いていたビジネスホテルと比べるとお子様連れのお客様が多く、その点もとても気に入っているというNさん。
ファミリー層が多い夕陽ヶ丘ホテルならではの取り組みについて語って下さいました。

「夕陽ヶ丘ホテルではユニークな取り組みとして「キッズ名刺イベント」というものを実施しています。 小さなお子様に『名刺ください!』と各部署のスタッフに声をかけて頂き、名刺を集めるとプレゼントが当たる仕組みで、皆様にとてもお喜びいただいています。」

この企画はスタッフ間でも大人気とのことで、子ども好きのNさんもとてもお気に入りだそう。
「お子様が嬉しそうにしていると、自分まで頑張れます。スタッフもお客様も両方楽しめるという点から、とてもやりがいのある取り組みですね。」

夢は「今の幸せを続ける未来」

Nさんに今後の展望をお聞きしたところ、非常に興味深いお答えをいただきました。

「特に大きな目標はないです。今が充実しているので。」

インタビューでは「将来はこのようになりたい。」と壮大な展望を語って頂くことが多いのですが、Nさんは真っ直ぐな目で「今の幸せを続けたい。」とおっしゃってくださいました。

将来よりも今の幸せに目を向け、好きな時間に働いて好きなことに使う。そんなシンプルな暮らし方が、Nさんにとっての理想だそう。

「リゾートバイトは未来のために貯金を作ることもできるし、私のように今を楽しむこともできます。私の場合は今はこのスタイルが自分に合っている。責任に縛られすぎず、自分のペースで生きていける今がとても楽しいです。」

まずは一歩を踏み出してほしい。

最後にリゾートバイトをご検討されている方に向けて、Nさんからメッセージをいただきました。

「悩むより、まずは一歩踏み出してほしいです。最初の契約は3ヶ月ですし、もし合わなければ次の職場に目を向ければいいだけ。もし気に入れば延長して働けばいい。そんな気軽に働ける自由さがリゾートバイトの良さだと私は感じています。」

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