ワーケーションとは?ワーケーションについて徹底解説!!

ワーケーションとは?ワーケーションについて徹底解説!!

興味はあるが、お勤め先にワーケーション制度自体が導入されていないという方や、「ワーケーション」という言葉を耳にしたことはあるが、具体的にどんな働き方か知らないという方は意外と多いのではないでしょうか?
今記事では「ワーケーション」と「テレワーク」の違いなど含め、「ワーケーション」という働き方について徹底的に解説しています!

目次

ワーケーションとは

ワーケーションとは、「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語で、観光地やリゾート地など、普段のオフィスとは離れた場所で休暇を楽しみながら働くスタイルのことです。

国土交通省観光庁では、ワーケーションを以下のように定義しています。
「Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。 テレワーク等を活用し、リゾート地や温泉地、国立公園等、普段の職場とは異なる場所で余暇を楽しみつつ仕事を行うことです。」

ワーケーションには「休暇型」と「業務型」の2つがあり、休暇と業務のどちらが主な目的かによって、振り分けられます。
端的に申し上げますと、「休暇型」は休暇がメインで「業務型」はあくまで仕事がメイン。

具体的な導入率等については、観光庁の調査で令和4年3月17日に発表されています。下記の表を見る限り認知されてはいるが、制度を導入している企業が少ない等の理由から、まだまだ一般的に広く導入されているとは言えない状況です。

ワーケーションの認知率の高さに比べ、導入率が追い付いていない状況です。
ワーケーションの認知率の高さに比べ、導入率が追い付いていない状況です。

ワーケーションとテレワークの違い

ワーケーションとテレワークは、どちらもオフィス以外の場所で仕事をする働き方ですが、働く場所や目的に違いがあります。
ワーケーションは、仕事をしながら休暇を兼ねて過ごす働き方です。働く場所は、休暇で宿泊しているホテルや温泉地、帰省先の家など、基本的には観光地や自然豊かな場所が選ばれます。期間も数日〜1週間程度が一般的です。ワーケーションの目的は、休暇を取りやすくすること、リフレッシュを図ること、地方創生に貢献することなどが挙げられます。

対してテレワークは、自宅やサテライトオフィスなど、会社から離れた場所で仕事をする働き方です。働く場所は、基本的にはオフィス以外の場所であればどこでも構いません。期間も、基本的には定められていません。テレワークの目的は、生産性の向上、ワークライフバランスの実現、オフィスコストの削減などが挙げられます。

ワーケーションのメリット・デメリット

ワーケーションのメリットは、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

生産性向上

ワーケーションでは、普段のオフィスとは異なる環境で働くため、リフレッシュ効果によって生産性が向上する可能性があります。また、自然豊かな場所で働くことで、創造性やアイデアの向上にもつながると言われています。

ワークライフバランスの向上

ワーケーションでは、休暇と仕事を組み合わせて過ごすため、ワークライフバランスの向上が期待できます。また、地方でワーケーションを行うことで、地方の魅力を再発見し、移住や副業など、新たな働き方や生き方を考えるきっかけにもなります。

地方創生の促進

ワーケーションは、地方の観光や経済の活性化にもつながる可能性があります。ワーケーションをきっかけに、地方の魅力を再発見し、訪れる人が増えることで、宿泊施設や飲食店などの需要が高まり、地域経済の活性化につながります。

一方、ワーケーションのデメリットは、以下の3つが挙げられます。

環境や設備の整った場所でなければ働きづらい

ワーケーションでは、インターネット環境や、仕事に必要な設備が整った場所でなければ、働きづらい可能性があります。また、地方でワーケーションを行う場合、セキュリティ対策や、電源やWi-Fiの確保など、環境面での準備が必要な場合があります。

コミュニケーションの取りづらさ

ワーケーションでは、普段のオフィスとは異なる場所で働くため、同僚や上司とのコミュニケーションが取りづらい可能性があります。また、オンライン会議やチャットツールを活用しても、対面でのコミュニケーションとは異なるため、コミュニケーションの質や量が低下する可能性があります。上司が部下を評価するための材料が減ってしまうという事も懸念点の1つです。

仕事と休暇の線引きが難しい

ワーケーションでは、休暇と仕事を組み合わせて過ごすため、仕事と休暇の線引きが難しい可能性があります。また、仕事に集中したい場合、休暇を楽しみたい場合など、状況に応じて切り替えることが難しい場合があります。

ワーケーションは、メリットとデメリットを理解した上で、上手に活用することが大切です。

様々な制度を利用してのワーケーション

地方自治体によるワーケーション補助金制度

ワーケーション補助金制度とは、ワーケーション先の地方自治体が、ワーケーション参加者の費用負担を軽減するための制度です。
具体的には、ワーケーションにかかる費用のうち、宿泊費や交通費などを、自治体が一定の割合(補助率)で負担します。導入の有無や、地方自治体によって上限が設けられている等の違いが存在する為、確認が必要です。

この制度は、ワーケーションを通して地方の魅力を知ってもらうことで、地域経済の活性化を図ることを目的としています。また、自治体によっては、補助率を高めたり、対象となる費用を拡大したりするなど、よりお得な内容の制度を実施しているところもあります。実施率が低い現在、ワーケーションを実施できていない企業にとって、補助金制度はワーケーション実現の一押しになるかもしれません。

リゾートバイトを利用してのプレワーケーション

ワーケーションはいつもと違う環境で、休暇を取りながら仕事もするという特徴を持ちます。
リゾートバイトはまさにその特徴と酷似した働き方で、日本全国に勤務地があり、仕事をしながら、行ってみたかった地域を満喫するにはぴったりの働き方です。

リゾート地などの素晴らしい環境で働き、お休みの日はリゾート気分を満喫して、プレワーケーションとしてとらえるのもいいかもしれません。
転職時の繋ぎや、自営業の方の閑散期にリゾートバイトを利用して、ワーケーションの疑似体験をしてみるというのもおすすめです。

まとめ

今回は「ワーケーション」について徹底解説させていただきました。
ワーケーションの詳細や、認知はされていながらも制度導入がされていない事等を理由に、実施までは至っていない現状等がお分かりいただけたかと思います。

求職中や、自営業の方の閑散期、これから社会人として働かれる方等に限定されてしまうかも知れませんが、リゾートバイトを「プレワーケーション」としてご利用いただくことも、ご一考いただければ幸いです。

この記事書いた人

株式会社グッドマンサービス

マーケティング課 山口

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