日本三大薬湯とは?効能・歴史・泉質から徹底解説

旅・旅行

日本には数多くの名湯がありますが、その中でも「効能の強さ」に着目して選ばれた温泉をご存じでしょうか。

それが「日本三大薬湯」です。

選ばれているのは、下記3つ。

・兵庫県の有馬温泉
・群馬県の草津温泉
・新潟県の松之山温泉

いずれも温泉成分が非常に濃厚で、古くから「薬のように効く湯」として知られてきました。観光地としての知名度だけでなく、泉質・成分濃度・実際の効能において高い評価を受けているのが特徴です。

本記事では、日本三大薬湯の定義・歴史・泉質の違い・具体的な効能までをわかりやすく解説。
さらに、日本三名泉や三古湯との違い、正しい入浴方法、そして名湯の地での新しい関わり方まで幅広くご紹介します。

「本当に効く温泉を知りたい」
「三大〇〇の違いを正しく理解したい」

そんな方に向けて、徹底的に解説していきます。

日本三大薬湯とは?定義と選定理由

日本三大薬湯とは、温泉成分が極めて濃厚で、薬効が高いとされる温泉の中でも特に評価の高い三湯を指します。日本三大薬湯に選定されている温泉は以下の3つです。

  • 兵庫県:有馬温泉
  • 群馬県:草津温泉
  • 新潟県:松之山温泉
温泉名主な泉質(掲示用泉質名)pH値特徴主な適応症(泉質別)
有馬(金泉)含鉄ーナトリウムー塩化物強塩泉約6.4(中性)高濃度な塩分による圧倒的な保温力きりきず、冷え性、皮膚乾燥症
草津酸性ー塩化物・硫酸塩泉約2.1(強酸性)日本トップクラスの強力な殺菌作用アトピー性皮膚炎、慢性湿疹
松之山ナトリウム・カルシウムー塩化物泉約7.5(弱アルカリ)基準値の数十倍のメタホウ酸を含有きりきず、やけど、慢性皮膚病

薬湯とは一般的に、温泉成分が豊富で、肌の治癒、冷え性改善、疲労回復、殺菌作用などに優れた効能が期待できる温泉を意味します。単なる観光名所ではなく、“効く温泉”として古くから人々に愛されてきました。

温泉界には他にも、

  • 日本三名泉
  • 日本三古湯

といった区分がありますが、三大薬湯は「効能の強さ」にフォーカスした選定である点が特徴です。

それぞれの温泉の公式情報は、各観光協会サイトでも確認できます。

有馬温泉公式サイト
草津温泉ポータルサイト
松之山温泉公式サイト

では次章から、各温泉を詳しく見ていきましょう。

【兵庫県】有馬温泉 ― “強すぎる”名湯の実力

有馬温泉の写真です

有馬温泉は、三大薬湯・三名泉・三古湯すべてに名を連ねる“最強クラス”の存在です。

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■ 最大の特徴は「金泉」

有馬温泉を象徴するのが金泉(きんせん)

泉質は「含鉄―ナトリウム―塩化物強塩温泉」

空気に触れると鉄分が酸化し、茶褐色〜オレンジ色に変化します。しかもその成分濃度は国内屈指

塩分濃度が高いため、下記のような効果・効能が期待されます。

  • 保温効果が非常に高い
  • 冷え性改善
  • 慢性皮膚疾患への効能
  • 神経痛・筋肉痛緩和

透明な銀泉(炭酸泉など)もありますが、薬湯として語られるのは主に金泉です。

歴史的にも古く、太閤・豊臣秀吉も愛した名湯として知られています。
まさに歴史×濃度×効能の三拍子が揃った温泉です。

【群馬県】草津温泉 ― 自然湧出量日本一の薬効パワー

草津温泉湯畑の写真です

草津温泉といえば「日本一」とよく言われます。

何が日本一か?それは自然湧出量です。

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■ 1分間に約32,300リットル

動力を使わず自然に湧き出る湯量が日本一。まさに湯の王国

泉質は「酸性―塩化物・硫酸塩温泉」「酸性・含硫黄-アルミニウム―硫酸塩・塩化物温泉」

特に有名なのが万代鉱源泉です。pH値が非常に低く、強い酸性による高い殺菌力を持つことで、下記のような効果・効能が期待されます。

  • 皮膚病改善
  • 水虫などの殺菌
  • 切り傷への作用
  • 慢性疾患の緩和

湯畑から立ちのぼる湯けむりは圧巻で、温泉街全体が活気に満ちています。“効き目の強さ”という点で、まさに三大薬湯にふさわしい存在です。

草津温泉でレストランスタッフとして働くMさんの体験談もございます。リアルな草津温泉での生活がご覧いただけます。

草津のリゾートバイト体験談!〜豪華旅館のレストランスタッフ〜

【新潟県】松之山温泉 ― 化石海水が生む奇跡の湯

松之山温泉の写真です

三大薬湯の中で、最も“知る人ぞ知る”存在。薬効の強さでも、他の2温泉に決して引けをとりません。

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■ 約1200万年前の化石海水

松之山温泉の源泉は太古の海水が地中に閉じ込められた化石海水

下記のような特徴があります。

  • メタホウ酸含有量が基準の50倍以上
  • 塩分・鉄分・ミネラルが極めて豊富
  • 石油系の独特な香り

メタホウ酸は殺菌効果が高く、肌の再生を促す成分として知られています。

冬は豪雪地帯となり、雪景色と湯けむりのコントラストは絶景。
さらに小正月にはむこ投げ・すみ塗りという伝統行事も行われます。

“薬のように効く湯”という表現が最も似合う温泉です。

日本三大薬湯は誰が決めた?

「日本三大薬湯」という言葉を耳にすると、公的機関が正式に認定したランキングのように感じるかもしれません。しかし実際には、国や環境省が公式に選定した制度は存在しません。

では、誰が決めたのでしょうか?

■ 公的な“認定制度”は存在しない

まず前提として、

  • 環境省
  • 観光庁
  • 各都道府県

などの行政機関が「日本三大薬湯」を公式認定した事実はありません。

これは「日本三名泉」や「日本三古湯」と同様に、歴史的評価や温泉研究家・文献による言及が広まり、定着した呼称です。

■ ルーツは温泉研究と湯治文化

「三大薬湯」という呼び名が広まった背景には、湯治(とうじ)文化があります。

江戸時代から明治期にかけて、日本では温泉を“治療目的”で利用する文化が根付きました。その中で、

  • 成分濃度が極めて高い
  • 傷や皮膚疾患への効能が強い
  • 古くから“効く湯”として知られている

という共通点を持つ温泉として、

  • 有馬温泉
  • 草津温泉
  • 松之山温泉

が並び称されるようになりました。

特に昭和以降、温泉研究家や観光書籍の中で「日本三大薬湯」と紹介されたことで、一般にも広く定着したと考えられています。

■ なぜこの3湯なのか?

3温泉に共通するのは、単なる知名度ではなく成分の“強さ”です。

温泉薬湯と呼ばれる理由
有馬温泉海水の約2倍といわれる高濃度塩分
草津温泉pH2前後の強酸性による高い殺菌力
松之山温泉基準値を大きく上回るメタホウ酸含有量

いずれも“刺激が強い=効能が高い”と体感されやすい泉質であることが共通点です。

■ ランキングではなく「文化的評価」

重要なのは、「日本三大薬湯」は厳密な数値ランキングではないという点です。

湧出量や成分濃度だけで見れば、他にも濃厚な温泉は存在します。しかし、

  • 歴史的評価
  • 成分の特徴的な強さ
  • 湯治場としての実績
  • 全国的な知名度

これらが総合的に重なり、現在の3湯が「三大薬湯」と呼ばれるようになったのです。

つまり、日本三大薬湯とは制度ではなく“温泉文化の中で形成された称号”といえます。

■ だからこそ価値がある

公的な認定ではないからこそ、数百年にわたる利用者の体験と評価が積み重なって残った呼称ともいえます。

「本当に効く温泉はどこか?」

その問いに対する、日本の温泉文化が出した一つの答えが日本三大薬湯なのです。

日本三名泉・三古湯との違い

日本には「日本三大薬湯」の他に様々な温泉ランキングが存在しており、混同されがちです。

  • 日本三名泉:有馬温泉・草津温泉・下呂温泉
  • 日本三古湯:有馬温泉・白浜温泉・道後温泉
  • 日本三大薬湯:草津温泉・有馬温泉・松之山温泉

上記のように複数の温泉ランキングが存在しており、三大薬湯は、歴史や知名度よりも“成分濃度・効能”に重点が置かれています。つまり観光ブランドではなく、温泉そのもののポテンシャル評価なのです。

日本の三大温泉をめぐる〜草津・有馬・下呂の魅力と楽しみ方〜

薬湯の効能と正しい入り方

薬湯は成分が非常に濃厚なため、体に与える刺激も強めです。その恩恵を最大限に受けるために、以下のポイントを意識しましょう。

入浴の基本ポイント

  • 入浴前に必ず「かけ湯」をする:急激な血圧上昇を防ぎ、体を温度に慣らします。
  • 最初は5分以内にとどめる:成分が強いため、想像以上に体力を消耗します。
  • 「上がり湯」の使い分け: 通常、温泉成分は洗い流さない方が保湿効果が持続しますが、草津の強酸性泉や有馬の金泉(高塩分)は刺激が強いのが特徴です。肌が弱い方やピリピリ感を感じる方は、入浴後に真水で成分を軽く洗い流す(上がり湯)ことで、肌荒れを防ぐことができます。
  • 入浴後はしっかり水分補給:発汗による脱水を防ぐため、コップ1杯以上の水やスポーツドリンクを飲みましょう。

正しく入れば、下記のような薬湯ならではの効果をより安全に実感できます。

  • 疲労回復
  • 冷え性改善
  • 免疫力向上
  • 肌質改善

名湯の地で働くという選択肢 ― 日本三大薬湯で「リゾートバイト」

日本三大薬湯として名高い有馬・草津・松之山は、いずれも全国からファンが訪れる屈指の観光地です。こうした特別な場所で、「旅するように働く」リゾートバイトという選択肢が今、注目されています。

リゾートバイトとは?

■ 温泉地で働く「3つの極上メリット」

  1. 毎日が「湯治」体験!仕事終わりに名湯へ
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  3. 非日常の環境が生む、新しい出会い
    全国から集まる仲間や、世界中から訪れる観光客との交流は、日常では味わえない刺激に満ちています。四季の移ろいを肌で感じながら、一生モノの思い出とスキルが身につきます。
    リゾートバイトに出会いが多い理由とは?実際の体験談などもご紹介!

■ 多彩な職種から選べる

温泉街には、旅館の客室係やフロント、レストランのホール、売店スタッフ、さらには裏方業務まで、あなたの適性に合った仕事が豊富に揃っています。

職種ガイド

「訪れる」から「住んでみる」へ。
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この記事書いた人

株式会社ミナレット

大谷 ペン

リゾートバイトに関する記事をこれまで100本以上執筆し、全国各地で実際に働くスタッフへのインタビュー取材も多数実施。リアルな体験談をもとにした記事づくりを得意とし、移住関連・働き方に関するコンテンツも幅広く手がける。
執筆業の傍ら、ドラマーとして「ザ・ラヂオカセッツ」「黒猫CHELSEA」などに参加する一面も持つマルチクリエイター。

WEBマーケティング/ドラマー/β STAND

参加実績
株式会社グッドマンサービス/株式会社TOASU(学研グループ)/キレートレモン Facebookページ/ぐるなび「接待の手土産」/アクサダイレクト「ペットの便利帳」/ザ・ラヂオカセッツ/黒猫CHELSEA/FAIRYBRENDA/町田直隆/THE イナズマ戦隊

リゾートバイト.comは、新潟県湯沢町との共同企画により、湯沢町移住定住ポータルサイトをご案内しています。湯沢町での暮らしや移住に興味のある方は、ぜひご覧ください。