「リゾートバイトをやめとけ」と考える前に、まず通常のアルバイトとの違いを整理する必要があるでしょう。
リゾートバイトはやめとけ?その理由と真相について、体験談などを交えて徹底解説!

「リゾートバイトはやめとけ!」
リゾートバイトについてネット検索をするとよく目にする言葉です。
「リゾートバイトはやめとけ」と言われる理由は、「派遣先で嫌な思いをした」「条件面で不満があった」「よくない噂を聞いた」など、人によって様々です。しかし、実はリゾートバイトを経験した大半の方々が「やめとけ」とは思っていなかったという事実があります。
そこで今回は、通常のアルバイトとは違うリゾートバイトならではの特徴をピックアップして、「本当にやめておくべきか」はたまた「チャレンジしてみても良いのか」を検証していきます。
目次
リゾートバイトとアルバイトの違いは?
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大きく分けると
・住み込みで働く
・辞めるリスクが大きい
・アルバイトではなく派遣社員
上記3点がリゾートバイトとアルバイトの違いになります。
住み込みで働く
リゾートバイトは観光地に住み込みで働くことが基本になります。行き先はご自身で選ぶことができますが、地元から離れた場所で働くことが一般的です。知らない土地での生活は、通常のアルバイトと比べた場合、大きな違いと言えるのではないでしょうか。基本的に無料の寮住まいで、食事も支給されることが多く、休日には観光をすることもできます。良し悪しは人それぞれとなるでしょう。
辞める場合のリスクが大きい
通常のアルバイトでも急に辞めるということは難しいと思いますが、リゾートバイトの場合は遠方に行っている可能性が高いため、その決断もより難しくなるでしょう。
本当に厳しくなった時には、派遣会社に相談をすれば辞めることもできますが、経済的なダメージも少なくありません。
遠方に働きに行った方にとって特に言えることですが、派遣先までの交通費の支給は契約満了が条件のことがほとんどのため、途中でやめてしまうと往復の交通費も自腹となってしまいます。
アルバイトではなく派遣社員
アルバイトとの決定的な違いとして、「雇用形態が派遣社員」という点が挙げられます。バイトという名称ですが、社会保険にも加入できるなど、福利厚生面は安心です。
仕事内容は雇用形態で違いがあるわけではないので、派遣社員だからと言ってアルバイトよりもスキルを求められるというわけではありません。
ただし、ハイシーズンと閑散期で必要人員が違うことが多い観光地の施設では、足りない時期にピンポイントでリゾートバイトスタッフを募集していることもあり、即戦力として期待される場合も多いと言えます。

リゾートバイトはやめとけ!その理由は?
人間関係
リゾートバイトに限らず言えることですが、新しい環境での人間関係は難しい問題として挙げられます。リゾートバイトの場合に大きな問題点となるのが、辞めるリスクが大きいという点です。
住み込みという条件の特性上、「辞める=家も失う」ことになります。さらに、契約期間中に辞めると、前述したように派遣先までの交通費が支給されない場合があるため、予定外の支出まで発生するでしょう。
我慢して続けるという選択肢もありますが、状況が改善されない場合には、思わず「やめとけ」という気持ちになってしまうかもしれません。
住環境
事前に下調べを入念にすることをおすすめしますが、派遣された時に初めて現地を訪れることが一般的です。実際に訪れてみると、想像とは違っていたということも少なくありません。
特に、寮の清潔さや設備が満足いかない場合には落胆が大きいでしょう。人によっては、仕事場以上に過ごす場所になるため、小さなストレスが日々膨らんでいってしまう可能性も。
また、周辺環境も「やめとけ」と感じてしまう原因になるかもしれません。リゾート地は自然豊かな土地にあることが多く、「コンビニが徒歩圏内にない」「寮までの帰り道に街灯がほとんどない」という場合もあり、これはリゾートバイトのあるあるとも言えます。一般的な住宅街や繁華街で行うアルバイトとは違う、リゾートバイトならではの課題です。
周辺環境は、観光地特有の山奥の施設など、大自然の中で生活することも多く、コンビニも車がないと行けないようなところもあります。欲しいものが気軽に手に入らない状況も、リゾートバイトだからこそ起こり得る問題です。
シンプルにきつい?
リゾートバイトは、基本的に1日8時間で週5日働くので、正社員として働いた経験がない方にはきついかもしれません。慣れない仕事で長時間働くという点でも、きついと感じる方もいるでしょう。
また、職種によっては立ち仕事が基本で体力的に消耗が激しいものや、ナイトフロントなど夜間に働く仕事で不規則な生活になってしまうものもあります。
仕事なので楽なものはないと考えた方が良いですが、シンプルにきついと感じることで「やめとけ」という感想になってしまうケースもあるでしょう。
スタッフへのアンケートの結果、実は辞めたいと感じる人は少ない
実際にリゾートバイトをしたことがある方の中で、辞めたいと思ったことがある人も一定数いることは事実ですが、大半のスタッフが辞めたいとは感じていないのが実情です。
理由はさまざまにあると思いますが、前提として職場環境が良い派遣先が多いことが考えられます。リゾートバイトの派遣先は、リゾート地にあるホテルや旅館などの宿泊施設がほとんどです。
一流ホテルも豊富にあり、設備や社内ルールなどもしっかりとしています。そのため、人間関係や住環境などが、著しく合わなかった場合にのみ「やめとけ」という感想が生まれると考える方が自然でしょう。

それでもリゾートバイトはおすすめ!その理由は?
1.そこでしかない出会いが待っている
リゾートバイトではポジティブな出会いも大いにあります。普段の生活では出会うことのなかった人たちと、住み込みという密な関わりの中で良い関係性を築いていくチャンスです。
そもそも「リゾートバイトに行く」という同じマインドを持っている方が集まるため、スタッフ同士で仲良くなるのに時間はあまりかかりません。人間関係が上手くいかない場合のリスクはありますが、挑戦する価値は十分にあるはずです。
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スタッフ体験談〜和歌山県・白浜 Mさん21歳女性〜
私は1人でリゾートバイトに行きました。
人付き合いが苦手な自分を変えたくて思い切って応募したんですが、行く前は不安の方が強かったです。仕事面でもレストランのホールで難しくないと聞いていたんですが、未経験なので足を引っ張って怒られないか心配で・・・
働き始めてみると、派遣先の施設の社員さんも私と同年代の人が多くて話しやすいし、リゾートバイトスタッフの人たちともすぐに打ち解けられました。1人で来ている人が多くて、不安に思っているのはみんな一緒だったので支え合える関係になりやすいのかな。
人と話すのが得意じゃなかったはずなのに、話しかけられたら返さないといけないと思うと自然と話せてたから不思議です。
住環境はむしろメリットになるはず
リゾート地に住み込みで働けるので、興味にあるエリアで働くことを選べばメリットが多いのではないでしょうか。例えば、真夏の沖縄で1ヶ月過ごそうと思うと、かなりの費用がかかります。対してリゾートバイトなら、稼ぎながら過ごすことが可能です。
また、個室で築浅の寮がマストという方は、その条件に合致する求人を選ぶことができ、コンビニが徒歩圏内にあることも同様に選択可能です。
ただし、全てを兼ね備えた求人があるかは時期によって差があるでしょう。重視するポイントを絞って選ぶことで、希望の生活を手に入れましょう。
2.毎月の貯金額が普通に働くより圧倒的に多い
リゾートバイトの特徴の中でもオススメポイントの一つが貯金額の多さです。
家賃・光熱費・食費など、生活していれば必ずかかる固定費が無料の施設が多いため、支出が圧倒的に減ります。
収入も月30万円近く得られる求人もあり、さらに支出が少ないことで手元に残るお金が多いのは事実なので、安易にリゾートバイトやめとけ!とは言えないかもしれません。
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リゾートバイト体験談〜神奈川県箱根 Sさん28歳〜
大学在学中からリゾートバイトを始めて、卒業後は就職せずリゾートバイト一本で生活しています。大学では教員免許を取得しているんですが、「日本のことも何も知らないまま教壇に立ちたくない」と思い、リゾートバイトをしながら全国を回ることにしました。
収入も大卒の初任給よりもらえていたし、生活が苦しいということはないですね。
リゾートバイトをする中でたくさんの人に出会いましたが、夢を叶えるための貯金を目的にしているケースは割と多いです。
無駄使いをせず、かといってめちゃくちゃ節約しなくても半年で100万円くらいは貯められると思います。自分も生涯リゾートバイトで生活するつもりではないので、経験としても次のステップを想定している人には良いかもしれません。
リゾートバイトの貯金については、別記事「リゾートバイトは貯金が貯まる!?実際の貯金額も公開!」にて詳細に解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。

良い職場?嫌な職場?求人の探し方でわかるの?
そもそも法定就業時間が守られていない、当初の約束が理不尽に守られないなど、ブラックな働き方があった場合には、派遣会社の担当社員と協力して改善する必要がります。
それ以外では良い職場も嫌な職場も人それざれの価値観によるところもあるかもしれません。例えば「自分の最優先することが叶えられない」「どうしても耐えられない」と言った場合には、リゾートバイトなんてやめとけ!という気持ちになってしまうのかもしれません。
ご自身の優先事項を決める
リゾートバイトのお仕事は応募をすれば決まるというわけではありません。
気になる求人があったら、まず派遣会社に電話をかけ、担当社員と話し合った上で施設の面接を受けて合格となれば、晴れて就業となります。
リゾートバイトをするには、場所や仕事内容、時給はもちろん、寮の綺麗さや設備、周辺環境の住みやすさ、職場環境など要素があります。
その中でご自身が譲れない部分はどこか、逆にどこまでは許容範囲なのか、最優先とすることは何かを決めて、担当社員と話し合いができると希望に近い求人が出てくるかもしれません。
担当社員に聞く
なんとなく勧められたから、良さそうだったからと言った安易な決断は、自分を苦しめることになるかもしれません。良いと思った求人ほどしっかり情報を聞き出しましょう。
仕事内容や働くエリアが希望通りであっても、閑散期で中抜けシフトが多く稼げない、しっかり稼げるけど寮が汚くて耐えられないなど、事前に聞いておけば解決できることもあります。
求人情報だけでは分からない部分も、担当社員なら知っていることもあると思うので、気になることはどんどん質問してみることで、辞めたくなるほどの不満の種を取り除いておくことができます
ご自身に合った職種を選ぶ
良い職場の定義は一つではありませんが、仕事内容が嫌いでなければ働きやすさが増すと思います。簡単で比較的ラクな職種やスキーインストラクターなど特技を活かした職種など、担当社員に聞いてみると良い職種が見つかるかもしれません。
リゾートバイトの職種について詳しくまとめた別ページがございます。是非ご覧ください!
まとめ
これからリゾートバイトをご検討の方にとって、ネットは大事な情報源だと思います。ただ、様々な角度からの意見が書かれており、どれを信用したら良いのか迷ってしまうという声もよく聞くところです。
リゾートバイトやめとけ!というネガティブな情報もありますが、実際に多くの方々がリゾートバイトで良い時間を過ごしていることも事実です。
ご自身の希望をしっかりと派遣会社に伝えて、事前情報を知った上で派遣先に向かうようにすれば、ある程度のことは想定済みで行けると思います。
現地での人間関係など行ってみないと分からない点に関しても、これまでのスタッフさんの様子などをお伝えすることもできますので、事前情報を聞いておきましょう。
リゾートバイトをお探しの際は、業界No.1高時給を掲げる『リゾートバイト.com』を是非ご利用ください!
この記事書いた人
株式会社グッドマンサービス
マーケティング課 山口
