日本三大名瀑とは
「日本三大名瀑(にほんさんだいめいばく)」とは、規模・美しさ・歴史性などから「日本を代表する滝」といわれる3つの滝の総称です。明確な公式基準や発表があるわけではありませんが、一般的には以下の3つの滝が挙げられます。
- 華厳の滝(栃木県)
- 那智の滝(和歌山県)
- 袋田の滝(茨城県)
いずれも古くから信仰の対象や景勝地として親しまれ、多くの人に「日本を代表する滝」として認識されています。
華厳の滝(栃木県日光市)

見どころ
華厳の滝は、日光国立公園内、中禅寺湖のほとりにある名瀑です。中禅寺湖の湖水が断崖から落差約97m・幅約7mで一気に流れ落ちる直瀑で、その迫力は圧倒的です。およそ1200年前に日光を開いた勝道上人が発見したと伝えられ、「日光四十八滝」と呼ばれる滝群の中でも中心的な存在として知られています。
無料の展望台からも眺められますが、エレベーターで滝つぼ近くまで下りられる有料の観瀑台を利用すれば、岩肌を打つ水しぶきをより間近に感じられます。周辺には戦場ヶ原や奥日光湯元温泉といった見どころも多く、新緑の季節や紅葉の季節など、訪れる時期によって異なる表情を楽しめます。東武日光駅やJR日光駅からバスで向かうのが一般的なアクセス方法です。
アクセス情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県日光市中宮祠 |
| 電車+バス | JR日光駅・東武日光駅からバスで「中禅寺温泉」下車、徒歩約5分(約45分) |
| 車 | 日光ICから約30分 |
| 観瀑台エレベーター料金 | 大人600円・小学生400円(往復、2024年9月改定) |
| 営業期間 | 通年(季節により営業時間が変動) |
| 公式サイト | 華厳滝エレベーター公式サイト |
那智の滝(和歌山県那智勝浦町)

見どころ
那智の滝は、紀伊山地の奥深く、那智山から流れ出る「那智四十八滝」のひとつです。落差約133mは、一段の滝としては日本一の高さを誇ります。滝つぼの深さは約10mあり、毎秒約1トンともいわれる水量が轟音とともに流れ落ちる様子は、見る者を圧倒します。
熊野那智大社の別宮・飛瀧神社の御神体としても知られ、古くから信仰の対象とされてきました。隣接する那智山青岸渡寺の三重塔越しに滝を望む構図は、この地を代表する景観として広く知られています。参道や熊野古道を歩けば、滝だけでなく神聖な雰囲気そのものを味わうことができます。JR紀伊勝浦駅からバスでアクセスできるほか、周辺は世界遺産・熊野古道の拠点としても知られています。
アクセス情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山 |
| 電車+バス | JR紀伊勝浦駅から熊野御坊南海バスで「那智山」または「那智の滝前」下車(約30分) |
| 車 | 那智勝浦ICから約15分 |
| 拝観料(お瀧拝所舞台) | 大人300円・小中学生200円 |
| 営業期間 | 通年 |
| 公式サイト | 熊野那智大社・飛瀧神社公式サイト |
袋田の滝(茨城県大子町)

見どころ
袋田の滝は、落差約120m・幅約73mという大きなスケールを誇り、大岩壁を4段に分かれて流れ落ちる姿から「四度(よど)の滝」とも呼ばれています。滝を間近で見られる観瀑台が整備されており、水しぶきと迫力を存分に感じられます。かつて西行法師がこの地を訪れ、「四季を通じて訪れてこそ、真の趣がわかる滝」と称えたと伝えられています。
四季それぞれに違った表情を見せるのも袋田の滝の魅力です。新緑や紅葉はもちろん、冬には滝が凍りつく「氷瀑」となり、ライトアップされた幻想的な景観を楽しむこともできます。JR袋田駅からバスでアクセスでき、周辺には奥久慈エリアの温泉地も点在しています。
アクセス情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県久慈郡大子町袋田 |
| 電車+バス | JR水郡線「袋田駅」からバス約10分「滝本」下車、徒歩約10分(バスは本数が少ないため、タクシー約10分、または徒歩約40分の選択肢も検討を) |
| 車 | 常磐自動車道「那珂IC」から約50分 |
| 観瀑台入場料 | 大人500円・小中学生300円(2025年7月改定) |
| 営業期間 | 通年(5〜10月8:00〜18:00/11月8:00〜17:00/12〜4月9:00〜17:00) |
| 公式サイト | 大子町観光協会公式サイト |
あなたにおすすめの滝はどれ?
3つの滝は、それぞれ違った魅力を持っています。何を重視するかによって、おすすめの滝は変わってきます。
迫力ある水しぶきを間近で感じたい人には「華厳の滝」がおすすめです。エレベーターで滝つぼ近くまで下りられるため、他の2つの滝以上に、水しぶきや轟音を至近距離で体感できます。
神聖な雰囲気や歴史を味わいたい人には「那智の滝」が向いています。熊野那智大社の御神体として古くから信仰されてきた背景があり、熊野古道を歩きながら参拝するように訪れられるのが特徴です。
四季の変化、特に冬ならではの景観を楽しみたい人には「袋田の滝」がおすすめです。4段に流れ落ちる姿はもちろん、冬に見られる「氷瀑」は、他の2つの滝にはない独自の魅力です。
どの滝も甲乙つけがたい魅力を持っているため、気になった滝から訪れてみるのがよいでしょう。
三大名瀑には異説もある
日本三大名瀑は、絶対的な公式基準があるわけではないため、地域によっては異なる滝を挙げる説もあります。代表的なのが、宮城県仙台市の秋保大滝と、富山県立山町の称名滝です。
秋保大滝は落差約55m・幅約6mの直瀑で、圧倒的な水量と轟音が特徴です。春は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季ごとに異なる絶景を楽しめます。
称名滝は4段の滝で、最大落差約350mは日本一の高さを誇ります。国の名勝・天然記念物にも指定されており、雪解けの時期には隣に「幻の滝」とも呼ばれるハンノキ滝(落差約500m)が現れることでも知られています。
このほか、岐阜県白川村の白水の滝(落差約72m)を三大名瀑の一つに数える説もあります。乳白色に見える流れが名前の由来で、紅葉の季節には特に美しい景観を見せてくれます。どの滝も、その地域の自然と文化が育んだ独自の魅力を持っています。
よくある質問
Q. 日本三大名瀑を1回の旅行で全部回れますか?
A. 栃木・和歌山・茨城は距離が離れているため、1回の旅行で3つすべてを巡るのは現実的ではありません。多くの人は、それぞれを別の機会に訪れています。
Q. 三大名瀑を訪れるのにおすすめの季節はありますか?
A. 華厳の滝・那智の滝は新緑や紅葉の季節に人気があり、袋田の滝は冬の「氷瀑」も見どころの一つです。季節ごとに違った表情を楽しめるのが三大名瀑の魅力です。
リゾートバイトで名瀑のある土地に暮らすように滞在する
観光で訪れる場合、多くは日帰りや一泊二日程度の滞在になりがちです。もう一つの楽しみ方として、リゾートバイトのように、その土地で働きながら一定期間暮らすという選択肢もあります。
華厳の滝がある日光エリア
日光は温泉地・観光地として、住み込みで働けるリゾートバイトの求人も豊富なエリアです。休みの日に華厳の滝や中禅寺湖を訪れたり、季節ごとに移り変わる日光の自然をゆっくり味わったりと、旅行では味わえない時間の過ごし方ができます。
那智の滝がある和歌山エリア
那智勝浦をはじめとする和歌山県は、温泉地やリゾートホテルの求人があるエリアです。熊野古道や那智の滝など、この地域ならではの景観に、暮らすようにじっくり触れられるのも住み込みならではの魅力です。
袋田の滝がある茨城エリア
茨城県内にも、リゾートバイトの求人があります。大子町周辺で働きながら、四季折々に姿を変える袋田の滝を、旅行者としてではなく、その土地で暮らす一人として楽しむこともできます。観光客で賑わう前の早朝の滝を眺めたり、冬に少しずつ凍りついていく「氷瀑」の変化を日々見守ったりできるのも、その土地で暮らすように過ごす人だからこその楽しみ方です。
数日間の旅行では、写真を撮って観光地を巡って終わってしまうことも少なくありません。一方で、その土地で一定期間働きながら過ごすことで、旅行者としては気づけない季節の移ろいや、地元の人との関わりに触れられるのも、リゾートバイトならではの魅力です。
まとめ
日本三大名瀑と呼ばれる華厳の滝・那智の滝・袋田の滝は、それぞれ異なる魅力を持つ、日本を代表する景勝地です。観光で訪れるのはもちろん、リゾートバイトとしてその土地で働きながら暮らすように滞在すれば、旅行では味わえない時間の過ごし方ができます。
気になるエリアが見つかったら、リゾートバイト.comで求人を探してみてはいかがでしょうか。














