日本三大峡谷とは
日本三大峡谷とは、規模や景観の美しさから「日本を代表する峡谷」といわれる、以下の3つを指します。
- 黒部峡谷(富山県)
- 清津峡(新潟県)
- 大杉谷(三重県)
いずれも険しい地形ゆえに、近代までほとんど人の手が入らなかった秘境として知られ、現在もそれぞれ異なるスタイルで自然を楽しめる観光地・登山道として親しまれています。
黒部峡谷(富山県黒部市)

見どころ
黒部峡谷は、立山連峰と後立山連峰の間に刻まれた、日本最大級の深さを誇るV字峡谷です。峡谷を縫うように走る「黒部峡谷鉄道(トロッコ電車)」に乗れば、断崖絶壁や深い谷に架かる鉄橋など、迫力ある景観を間近に楽しめます。窓のないオープン車両からは、春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉と、四季折々の表情を存分に体感できます。
アクセス情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 富山県黒部市(宇奈月駅が起点) |
| 運行期間 | 例年4月下旬〜11月末(冬期は運休) |
| 運行区間の現状 | 2026年9月30日までは宇奈月〜猫又間の折り返し運行のみ(令和6年能登半島地震の影響で欅平まで行けません)。2026年10月1日より宇奈月〜欅平間で全線運行再開予定 |
| 料金 | 宇奈月⇔猫又(往復)大人2,820円・子供1,420円(リラックス客車利用は+600円) |
| 電車 | 富山駅から富山地方鉄道で約1時間45分 |
| 車 | 黒部ICから宇奈月駅まで約20分(有料駐車場あり) |
| 公式サイト | 黒部峡谷鉄道公式サイト |
※運行区間は震災復旧工事の進捗により変更される可能性があります。訪問前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
清津峡(新潟県十日町市)

見どころ
清津峡は、柱状節理と呼ばれる荒々しい岩肌と、エメラルドグリーンに輝く清流のコントラストが美しい国指定の名勝です。峡谷を安全に楽しめる「清津峡渓谷トンネル」は、大地の芸術祭のアート作品としても知られ、トンネルの最奥にある「パノラマステーション」からは、鏡のように水が張られた床に峡谷が映り込む、幻想的な光景を見ることができます。
アクセス情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県十日町市小出癸 |
| 入坑料(ハイシーズン:4/21〜11/20) | 大人(高校生以上)1,200円・小人(小中学生)500円 |
| 入坑料(オフシーズン:11/21〜4/20) | 大人1,000円・小人400円 |
| 営業時間 | 3〜11月:8:30〜16:30(閉坑17:00)/12〜2月:9:00〜15:30(閉坑16:00) |
| 定休日 | なし(冬期は積雪状況により臨時休坑の場合あり) |
| 公式サイト | 日本三大峡谷 清津峡(公式) |
※ハイシーズン期間中は、特に混雑が予想される日を「予約購入の方限定営業日」とし、当日の現地券売機での購入ができない場合があります。訪問前に必ず公式サイトで対象日を確認してください。
大杉谷(三重県多気郡大台町)

見どころ
大杉谷は、吉野熊野国立公園内、宮川の上流に広がる原生林の峡谷です。7つの滝と11本の吊り橋を越えながら大台ヶ原へと至る登山道が整備されており、エメラルドグリーンの淵「シシ淵」や、日本の滝百選に選ばれる「七つ釜滝」など、手つかずの自然美を体感できます。ただし、岩場や鎖場が点在する中級者向けの登山道のため、登山初心者だけでの入山は避け、経験のある方との同行やガイド利用が推奨されています。
アクセス情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県多気郡大台町 |
| 開山期間 | 4月下旬〜11月下旬(積雪状況により変動) |
| 入山協力金 | 原則一人1,000円(登山口の自動販売機、または登山センターで納入) |
| 電車+バス | JR紀勢本線「三瀬谷駅」から徒歩10分で「道の駅奥伊勢おおだい」、そこから登山バス(週末のみ運行・完全予約制)で登山口まで約1時間30分 |
| 車 | 伊勢自動車道「大宮大台IC」から登山センターまで約1時間20分〜1時間30分、登山口までさらに約30分 |
| 公式サイト | 大杉谷登山センター |
よくある質問
Q. 日本三大峡谷を1回の旅行で全部回れますか?
A. 富山・新潟・三重は距離が離れているため、1回の旅行ですべてを巡るのは現実的ではありません。多くの人は、それぞれを別の機会に訪れています。
Q. 大杉谷は登山初心者でも行けますか?
A. 大杉谷登山道は中級者向けとされており、岩場や鎖場が点在する険しいコースです。登山初心者だけでの入山は避け、経験者との同行やガイドの利用を検討しましょう。
Q. 黒部峡谷は今、欅平まで行けますか?
A. 2026年9月30日までは、令和6年能登半島地震の影響により宇奈月〜猫又間の折り返し運行のみとなっており、欅平までは行けません。2026年10月1日から全線運行を再開する予定ですが、運行区間は復旧工事の進捗により変更される可能性があるため、訪問前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
あなたにおすすめの峡谷はどれ?
3つの峡谷は、楽しみ方の性質がそれぞれ大きく異なります。
乗り物に乗ってラクに絶景を楽しみたい人には「黒部峡谷」がおすすめです。トロッコ電車に乗るだけで、切り立った崖や鉄橋など、迫力ある景観を体感できます。
手軽に、かつ芸術的な視点で峡谷美を楽しみたい人には「清津峡」が向いています。トンネル内は歩きやすく整備されており、小さな子どもや年配の方でも安心して訪れられます。
本格的な登山で秘境を味わいたい人には「大杉谷」がおすすめです。ただし中級者向けのコースのため、事前の準備と装備、経験者との同行が欠かせません。
リゾートバイトで峡谷のある土地に暮らすように滞在する
観光で訪れる場合、多くは日帰りや一泊二日程度の滞在になりがちです。もう一つの楽しみ方として、リゾートバイトのように、その土地で働きながら一定期間暮らすという選択肢もあります。
黒部峡谷がある富山エリア
富山県は、宇奈月温泉をはじめとする温泉地・観光地として、住み込みで働けるリゾートバイトの求人があるエリアです。休みの日にトロッコ電車で黒部峡谷を訪れたり、季節ごとに移り変わる景観をゆっくり味わったりと、旅行では味わえない時間の過ごし方ができます。
清津峡がある新潟エリア
新潟県も、リゾートバイトの求人が多くあるエリアの一つです。清津峡や、周辺の大地の芸術祭の作品群など、この地域ならではの魅力に、暮らすようにじっくり触れられるのも住み込みならではの楽しみ方です。
大杉谷がある三重エリア
三重県内にも、リゾートバイトの求人が多くあります。大台町周辺で働きながら、休みの日に大杉谷の秘境や周辺の自然を、旅行者としてではなく、その土地で暮らす一人として楽しむこともできます。
まとめ
日本三大峡谷と呼ばれる黒部峡谷・清津峡・大杉谷は、乗り物で楽しむ絶景、歩いて楽しむアート空間、本格登山で味わう秘境と、それぞれ全く違った魅力を持っています。
訪れる際は、この記事で紹介したアクセス情報や最新の運行状況を、必ず公式サイトでも確認してから計画を立ててみてください。観光で訪れるのはもちろん、リゾートバイトとしてその土地で働きながら暮らすように滞在すれば、旅行では味わえない時間の過ごし方ができます。
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