専門学校が忙しいと言われる理由
専門学校が忙しいと言われる理由は、主に以下の4つです。
- 授業時間そのものが多い
- 実習・演習の多さ
- 資格取得に向けた学習
- 就職活動の早さ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
授業時間そのものが多い
専門学校は、朝から夕方までみっちりと時間割が組まれているのが一般的です。週あたりの授業時間は25〜30時間程度、1日あたり4〜6コマというのが一つの目安になります。専修学校(専門学校)は法令上、年間800時間以上の授業を行うことが定められており、この基準を満たすために、大学よりも密度の高いスケジュールになりやすいという事情があります。実際、年間の休日数で比べると、大学が200日程度であるのに対し、専門学校は170日程度というデータもあり、その分、平日の拘束時間が長くなる傾向があります。
実習・演習の多さ
専門学校の大きな特徴が、実習・演習中心のカリキュラムです。調理系なら毎日の調理実習、デザイン系なら作品制作、医療系なら現場実習など、授業時間内だけでは終わらず、放課後や休日に練習や準備が必要になることも少なくありません。
資格取得に向けた学習
多くの専門学校では、在学中の資格取得を前提にカリキュラムが組まれています。国家資格や検定試験の対策のための学習時間も、忙しさの一因になっています。
就職活動の早さ
専門学校では、1年目の冬や2年目の春など、比較的早い時期から就職活動が始まることも珍しくありません。学業・実習・資格の勉強に加えて就活も並行することになるため、時期によってはさらに忙しく感じることもあります。
専門学校と大学の違いを一覧で確認
| 項目 | 専門学校 | 大学 |
|---|---|---|
| 週あたりの授業時間 | 25〜30時間程度 | 学部により10〜20時間程度 |
| 1日の授業数 | 4〜6コマが一般的 | 0〜5コマと自由度が高い |
| 年間休日数の目安 | 約170日 | 約200日 |
| 忙しさの中心 | 実習・課題・資格対策 | 自習・レポート・研究活動 |
学科によっても忙しさは変わる
同じ専門学校でも、学科によって忙しさの質は異なります。
| 学科 | 忙しさの特徴 |
|---|---|
| 医療系(看護・理学療法など) | 臨床実習と国家試験対策が重なり、特に忙しくなりやすい |
| 美容・理容系 | 技術習得のための反復練習に時間がかかる |
| 調理師・製菓系 | 毎日の実習と体力を使う実技が中心 |
| アニメ・マンガ・ゲーム系 | 作品制作の締切に追われることが多い |
| 音楽・演劇系 | 日々の練習・レッスンが生活の中心になる |
志望する分野の忙しさが気になる場合は、オープンキャンパスで在校生に実際のスケジュールを聞いてみるのもおすすめです。
専門学校の長期休みはいつからいつまで?
まず、専門学校1年間の大まかな流れを確認しておきましょう。
- 4月:入学式・オリエンテーション
- 4月〜7月:前期授業(基礎知識・基本スキルの習得)
- 7月末〜8月末:夏休み(実習・補講が入る学科もあり)
- 9月〜1月:後期授業(応用・実践的な内容、資格試験対策)
- 1月末〜3月:春休み(学科により期間差が大きい)
この流れを踏まえて、夏休み・春休みそれぞれの目安を詳しく見ていきます。
| 長期休み | 時期の目安 | 期間の目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 夏休み | 7月末〜8月末 | 3週間〜1か月程度 | 大学(約2ヶ月)より短め。医療・デザイン系は実習・補講が入ることも |
| 春休み | 1月末〜2月頃開始 | 学科により1週間〜数週間と差が大きい | 卒業試験・国家試験対策がある学科は短くなる傾向 |
夏休みの目安
専門学校の夏休みは、7月末から8月末にかけて設定されることが多く、期間は3週間〜1か月程度が目安です。2ヶ月程度ある大学の夏休みと比べると、短めに設定されている学校が多いのが実情です。これは、専門学校が実践的なスキルを短期集中で学ぶカリキュラムを組んでいることが理由の一つとされています。医療系・デザイン系など、実習や制作課題が中心となる学科では、夏休み中に実習や補講が組み込まれ、他の学科よりも実質的な休みが短くなることもあります。
春休みの目安
春休みは、1月末から2月頃にかけて始まる学校が多く、学科によって期間の差が大きいのが特徴です。卒業試験や国家試験対策がある学科(美容系・医療系など)では、3月に試験が控えているため、実質的な休みが短くなることがあります(学科によっては1週間程度にとどまることも)。一方、就職先が決まっている学生や、実習・試験の予定がない学科(CG・デザイン・アニメ系など)では、比較的自由に使える期間になりやすい傾向があります。
いずれの休みも、学校・学科によって差が大きいため、正確な期間は志望校のカリキュラムで確認するのが確実です。
よくある質問
Q. 専門学校と大学、実際どちらが忙しいですか?
A. 授業の拘束時間だけで比べると専門学校の方が多い傾向にありますが、大学は授業外の自習・レポート・研究活動に時間がかかるケースも多く、単純にどちらが忙しいとは言い切れません。忙しさの「種類」が異なると考えるとイメージしやすいでしょう。
Q. 長期休み中も学校に通うことはありますか?
A. 医療系・美容系・デザイン系など、実習や制作課題が中心の学科では、長期休み中に補講や実習が組まれることがあります。志望校のカリキュラムを事前に確認しておくと安心です。
Q. 忙しくてもアルバイトはできますか?
A. 週2〜3日、短時間のシフトであれば、多くの専門学生が学業と両立させています。無理のない範囲で、自分のスケジュールに合った働き方を選ぶことが大切です。
忙しい中でも学業とバイトを両立するコツ
両立のポイントは、大きく分けて次の2つです。
- スキマ時間を活用する
- 無理のないアルバイトを選ぶ
スキマ時間を活用する
通学時間や授業の空きコマなど、ちょっとした時間を課題やレポートの作成に充てることで、放課後や休日にまとまった時間を確保しやすくなります。
無理のないアルバイトを選ぶ
専門学生のアルバイトは、週2〜3日、短時間のシフトで働くスタイルが一般的です。学校や自宅から近い職場、シフトの融通が利く職場を選ぶことで、学業への影響を抑えながら働けます。おすすめの職種の選び方については、以下の記事でも詳しく解説しています。
専門学生におすすめのバイトは?選び方のポイントと、シフト調整に悩まない働き方
貴重な長期休みだからこそ、まとまった収入と経験を
専門学校によっては、夏休み期間を利用して、リゾートホテルでのインターンシップを実施しているところもあります。調理・製菓・ブライダル・ホテル関連の学科などでは、学校が提携する現地のホテルで2週間程度の実習を行い、学んだ知識を実践的に活かす機会として位置づけられています。それだけ、長期休みにリゾート地で働く・学ぶ経験には価値があるということでもあります。
ただし、こうしたインターンシップは学科や募集枠が限られており、誰でも参加できるわけではありません。同じように長期休みを使ってリゾート地で経験を積みたい場合、リゾートバイトであれば、学科を問わず、希望すれば挑戦しやすいのが特徴です。
夏休み・春休みなど、まとまった休みの期間に集中して働けば、平日の学業に影響を与えずに、通常のアルバイトより効率よく収入を得やすくなります。専門学生のアルバイト収入の相場や、リゾートバイトとの収入比較については、以下の記事もあわせてご覧ください。
専門学生のバイト、平均月収はいくら?相場と、収入を増やしたいときの選択肢
まとめ
専門学校が忙しいと言われるのは、授業時間の多さ・実習の量・資格取得のための学習・就活の早さが理由です。長期休みも大学に比べると短めですが、その分、休みの使い方次第で学生生活の充実度は大きく変わります。貴重な長期休みを使ってまとまった収入と経験を得たい人は、リゾートバイトも選択肢の一つとして検討してみてください。求人はリゾートバイト.comで探すことができます。














